こんにちは、ThinkBuzan公認インストラクターの下地です。

マインドマップは知る人ぞ知る思考ツールです。好んで使う人もいれば、毛嫌いしてる人もいますが、何かとマインドマップを気にしている人は結構多いです。

たまに、

マインドマップってメリットあるの?

という質問もありますので、今回はマインドマップを使うメリットを紹介しようと思います。同時に、デメリットの方についてもマインドマップ講師の視点で書いていきましょう。

マインドマップを書く5つのメリット

マインドマップを書くメリットは、実はかなり多くあるのですが。しかし、中には分野に限ったものもあるので、ここでは一般的な使い方に限定したメリットを紹介していきます。というわけで、以下がマインドマップのメリットです。

メリット1:紙1枚で済む

マインドマップは紙1枚で書くノート術です。マインドマップが紙1枚で済む理由は、イラストや単語を多用するから、または文章を書かなくて済むからです。その為、多くの情報を盛り込んでも1つの絵で済みますし、単語だけを書けば記憶の想起にも繋がります。

このような書き方は、情報整理に役立つ一方で、アイディアの創出にもなるので、とても便利です。また、紙1枚で済むということで紙の無駄遣いにもなりません。しかも、紙1枚で済むということは保管もしやすく、紙がかさばらなくて済みますよね。

因みに僕は、読書した内容をマインドマップでまとめることをよくやります。で、読書の内容を思い出したいときには、マインドマップを見れば事足ります。

このようにマインドマップは多くの情報を1枚の紙にまとめらるメリットがあります。

メリット2:放射状だから見やすく、探しやすい

マインドマップは、紙の中心から放射状に広げるような書き方をします。
例えば、以下のようにです。

マインドマップの書き方ステップ5は紙いっぱいにブランチを広げてマインドマップを書いていきます。

通常のノートが横書きか縦書きで直線的に書くのに対し、マインドマップは放射状に書くため、一風変わった書き方といえます。

このような書き方は、「見やすさ」と「探しやすさ」というメリットがあります。つまり、情報整理がしやすいことと、情報が探しやすいということです。

例えば、通常のノートは書いてある情報が直線的なので情報整理がしにくく、また探しにくいです。情報を探そうとしても、上から、または横から文字を追っていかなければ、ほしい情報にたどり着けません。

一方、マインドマップは放射状で書かれているため、上から地図を見ているようで、全体像が把握しやすく見やすいです。その為、ほしい情報にもすぐにたどり着けることができます。視線を自由に動かすことができるので、着眼地も速いというわけです。

メリット3:キーワード(単語)だからアイディアが広がる

マインドマップは主に文章ではなく、キーワード(単語)で書いていきます。その理由は、キーワードで書く方がアイディアを広げやすくなるからです

例えば「リンゴの生産地は青森県です」という文章よりも、「生産地」というキーワードの方が多くの事を連想できます。

つまり、以下の画像のように、

マインドマップの書き方ステップ4はさらにブランチを伸ばして単語を追加していきます。

連想することができるというわけです。
さらに、出てきたキーワードから先を連想すれば、またまたアイディアが広がっていきます。

文章で書くことは、明確に情報を伝えるのに良い方法ですが、アイディアを出すのには向いていません。アイディアを広げたければ、マインドマップのようにキーワードで書いていく方が良いのです。

つまり、マインドマップはアイディアを広げるのに適した書き方であり、通常のノートでは得られないメリットがあります。

メリット4:マインドマップは脳力開発になる

これまでのマインドマップのメリットを見て、何となく感じているとは思いますが。

マインドマップは「考える」や「頭を使う」などに適した思考ツールです。その為、マインドマップは書くだけで脳力開発になるメリットがあります

思考力を身につけたければ、またアイディアを出したければ、どれだけ物事を考えたかが肝となります。つまり、いかに脳みそに汗をかいたかが問われるというわけです。

マインドマップを書くということは、物事を深く考えたり、または俯瞰して考えたり、連想したりなど、いろんな視点で考えることができるので良い思考の訓練にもなりますし、良い頭の体操にもなるということです。

因みに、今回のメリットには入れませんでしたが、マインドマップはイラスト(絵)や色を多用します。これは全脳を刺激する書き方であり、脳を開発するのに役立ちます。

メリット5:自ら答えが出せる

情報過多の昨今、自らが考えて答えを出していくのは大切なことです。それにはやはり、どれだけ情報整理できたか、そして、どれだけ頭で考えたかによると思います。

マインドマップはこの2つを満たすことができる思考ツールです。つまり、マインドマップは情報整理に長けており、且つ、考えることにも向いている思考ツールです。結果、自分で答えを出していくということが可能です。これは情報過多であるこの時代には、大きなメリットではないでしょうか。

自分で答えが出せるということは、つまり、物事に流されず、答えがでないような事でもあえて答えを出してく、そんな頭の使い方ができるということです。

マインドマップのデメリット

上の方で、マインドマップのメリットを述べてきましたが、マインドマップにはデメリットがないわけではありません。まぁ、マインドマップをこよなく愛する人らも、少なからず感じているであろうことをデメリットとして紹介していこう思います。

デメリット1:書くのに時間がかかる

マインドマップは書くのは時間がかかります。

これは、多数の色ペン使ったり、イラストを丁寧に書いた場合に限りますが、それでも時間はかかります。紙1枚で済むから、簡単のように思えますが。正しいマインドマップを書く場合は、丁寧に、しかも美しくが基本です。その為、通常の文字だけのノートを書くよりも、時間がかかることがあります(ならない場合もありますが)。

とはいえ、じっくりと頭を使い、物事を考えたい場合は時間をかけてマインドマップを書いても良いと思います。しかし、スピードが求められる仕事などには、時間をかけてマインドマップを書くことは向かない場合も多いです。

そんな場合、マインドマップにはこんな書き方もあります。

『 速射マインドマップ 』

という方法です。

書く時間が短縮する『速射マインドマップ』とは

速射マインドマップとは色をほとんど使わず、1色で書く方法のマインドマップです。また、イラストも書かず、色も塗らず、文字だけで形成することが多いです。例えば、以下のようなものが速射マインドマップです。

速射マインドマップの事例です。

速射マインドマップは頭をじっくりと使うというよりは、情報整理を素早く紙にまとめる方法です。何か頭の整理や情報整理をしたいことがあれば、色の選択はせずに、すぐに書くということだけを行います。

ここでは、ただ速く書くということだけに集中するのがポイントです。

しかし、これはひとつのデメリットだと思います。なぜなら、個人的には速射マインドマップは脳力開発にはならないと思うからです。マインドマップは情報整理だけじゃなく、全脳を使って考えるというのが基本です。なので、マインドマップで脳力開発をしたければ、やはりじっくりと頭に汗をかくという時間が必要です。

ただ、速射マインドマップは、アイディアを即座にまとめたい場合やヒアリング、セミナーの書き起こし等には役立つので、その辺は使い分けていくのもいいでしょう。

なお、僕自身も速射マインドマップは結構書きます。書き慣れてくると、使い分けてくるのも容易になるので、場数を踏んでいくといいです。

デメリット2:変な目で見られる(汗)

マインドマップは知る人ぞ知る思考ツールです、というのは冒頭でも話しました。

マインドマップを知っている人からすれば、「おっ、こいつやるな!」と思われるかも知れません。しかし、知らない人からすれば、「何じゃこりゃ」となり、マインドマップを単なる落書きに見えてしまうこともあるでしょう。結果、変な奴と思われてしまう(笑)。

マインドマップを見て、中には興味を示す人もいますが、その確率はけっこう低いです。マインドマップを始めて見た人は大抵、「これは絵ですか」と聞いてきます。おそらく「絵ですか」は控えめな言い方で、「何ですか、この落書きのような絵は」が正しいと思います(笑)。

まぁ、その辺の覚悟があるならば、マインドマップはメリットにしかなりませんが、覚悟がない人にとっては大きなデメリットになります。

デメリット3:もう通常のノートの書き方をしたくなくなる

マインドマップが書けるようになると、通常のノートの取り方をしたくない症状がでます。

これはマインドマップを書ける人が必ずといって良いほど陥ってしまう心境です。個人的にはデメリットとは思っていませんが、世間では通常のノートの取り方が主流なので、やはりデメリットなのだろうと思います。

通常のノートの書き方は、マインドマップが書けるようになると億劫になってきます。なぜなら、マインドマップならノートに書く情報をひとつのイラストで済みますし、脳の赴くままに連想を書き残したいと思うからです。しかし、通常のノートの書き方では、それがなかなかできない(この辺もストレスになる)。

また、文書化した書類も、マインドマップであればスッキリするのになぁ、と思うのは多々あります。これもマインドマップが書けるからそう見えるのであって、変に文章が多い書類を見ると、ちょっとしたストレスに陥るかもしれません。

まぁ、マインドマップも用途にあわせて使っていけば良いので、あまりマインドマップ〜と過ぎるのも良くないですが。しかし、個人的には今のところ、マインドマップ以外のものはストレス以外に感じれないですね(笑)。これもマインドマップを知ってしまったが為のデメリットです。

余談ですが、僕はビジネスのプレゼンは全てマインドマップで行っています。また、レポートもマインドマップを添付したり、配付資料などもマインドマップで済ますこともあります(笑)。今のところ、クライアントからはその辺のクレームはありませんが、心の中どう思っているかは解りません。

まとめ

以上が、マインドマップのメリットとデメリットです。

今回の記事をまとめますと、マインドマップのメリットが5つでデメリットが3つです。メリットの方に軍配はありますが、これは個人的な意見なので参考程度に見てもらえれば幸いです(他にもデメリットがあるかもしれないし)。

とはいえ、マインドマップは情報過多の時代には、必要不可欠な思考ツールだと思います。情報に溺れないためには、自分の頭を鍛えていくしか方法がありません。他にもたくさんの思考ツールはありますが、自分にあったものを選んで頭を鍛えておくべきだというのが、僕の意見です。

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